TV 「小早川伸木の恋」第一回
感想としては・・・うーん、何と言えばいいのやら。微妙。
ストーリーとしてはありがちだけどキャラクターがみんな一癖二癖ありそうな人達ばかりで、どういうからみ方をしながらどう結末をつけるのか気になるのは確かなんですが。
正直、ここまで誰にも感情移入できないと観ていてしんどくて。誰もかれも大人げなさすぎ、と言うか。
役者さんがみんなそこそこ上手いだけに、大人げなさが拡大されて痛いんです。それが狙いなのかもしれませんが。
大泉さん演ずる研修医・沼津壮太もねぇ。早々にやらかしてくれます。若気の至り、にしてはちょっと強烈。
まあそんな空回りする熱さ・うざさを大泉さんが違和感なくやっているのを、喜ぶべきかどうか。複雑。
熱血研修医という役柄は去年の「救命病棟24時 第3シリーズ」の河野研修医とだぶるところもありますが、沼津くんはちょっといきすぎ。一体何がやりたいのやら。小早川先生を助けたいのか陥れたいのか。
沼津壮太のあやうさをハラハラしながら見守る、というのが私のこのドラマへの視聴態度になりそうです。他のシーンは早送りしながらで。申し訳ないのですが。
おそらく、私にとって、柴門ふみさんの世界がよくも悪くも「変わっていない」のだと思います。
「東京ラブストーリー」「Age,35」あたりまでは新鮮な驚きや心を動かされるものがあったのですが、おそらくそこで止まってしまっているような、そんな印象を受けます。
自分が特に大人になったとか成長したとか、そういうことではありません。
想像するに、柴門さんが主に描きたいのは昔からずっと「孤独な男の子」で、それ自体を否定はしませんが、作者も年齢を重ねて何か違う視点からのアプローチがあってもよさそうなのに、そういうものが感じにくく、「あ、デジャブ」と思う部分が多くなってしまう、ということで。
これはあくまで「私にとって」という個人的感想なので、ドラマそのものを貶めるつもりはありません。念のため。
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コメント
この記事にトラックバックしたかったのですが何度送信してもだめでした。(やり方がまずいのかしら?)
http://cys01046.cocolog-nifty.com/diary/に書いたんですが
登場人物たちの行動や感情にはどうもついていけない感じがして、次回も見たいと思えるかは微妙な状況です・・・。
投稿: Hiro | 2006/01/17 14:27
>Hiroさん
トラックバックできなかったとのことですが、私も最近他のココログの方トラックバックしようとしてできなかったことがありました。記事はトラックバック受付中にしているので、おそらくシステムが不調だったのではないかと思い、これから調べてもらおうとしているところです。
ドラマの方はおっしゃる通り、本筋は見続けるのがちょっとしんどいですよね。大泉さんが出なくなったらやめてしまいそうです。
投稿: くりおね | 2006/01/18 23:58