BOOKS 「能楽入門〈1〉初めての能・狂言」「あらすじで読む名作能50」
「花よりも花の如く」をきっかけにして能楽を観始めた観能初心者の私。手軽に読める入門書はないかなあ、と探していたら、「『能楽の淵』管理人日記」さんで「あらすじで読む名作能50」というエントリを発見。
なかなか面白い、と紹介されていたので、本屋さんに行くことがあったら探してみようと思いつつ過ごしていると、たまたま入ったブックファースト自由が丘店で遭遇することができました。
お目当ての「あらすじで読む名作能50」のお隣にあったのが「能楽入門〈1〉初めての能・狂言」。
そこのブックファーストには書架の横に椅子があったので、腰掛けて中身を眺めてみると、これが面白くて、放っておくとずっと居すわって読み通してしまいそうな予感もしたし、手元に置いてじっくり読みたいと思ったので、2冊とも購入いたしました。
「能楽入門〈1〉初めての能・狂言」は横浜能楽堂企画の本で、観能にあたっての予備知識や面、装束などについての紹介、野外能や地方能の紹介などを写真をふんだんに使って掲載しています。
個人的にとても楽しめたのが能「大江山」上演までの準備から楽屋裏、そして終演まで一通り紹介した記事と、舞型の表現解説。こんなしくみになってるのか、と興味津々でした。
また、「あらすじで読む名作能50」はあらすじと見どころ、あとは主な小書による演出の変化について、見開き2ページでまとめてあってわかりやすく読めます。写真もあるので、どんな作品かイメージがわきやすく、私のような初心者には助かります。
観世清和さんを始めとする代表的な演者の皆さんのインタビューもあり、シテ方だけではなくワキ方、狂言方、囃子方の方々がどんな風に考えながら舞い、謡い、打っているのかをかいま見ることができるのも魅力。
こちらのあらすじを読んで、「あ、これが実は歌舞伎の元ネタだったのか」と初めて気付いたのもいくつか(「安宅」→「勧進帳」 等)。「花よりも花の如く」に出てくる曲も多く、身近に感じられるのがうれしいところ。
しばらくはこの2冊を手がかりに、能楽の世界をただよってみようと思っています。
小学館 (1998/12)
売り上げランキング: 105,521
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