« Hanakoで京都特集 | トップページ | 「本日のスープカレーのスープ Asia」情報が北海道新聞に »

2005/10/22

STAGE 能「砧」 狂言「二人大名」 他(第六回岡田麗史の会)

銕仙会」のサイトで見つけた「岡田麗史の会」を鑑賞。
夏に袴能で観た「砧」を今回は通常の装束と面をつけた状態で観る事になる。果たしてどんな風に違いを感じるだろう。

番組と主な配役は下記の通り。

・ 仕舞 「遊行柳」 観世銕之丞
・ 狂言 「二人大名
シテ  通行人  野村 万作
アド   大名  深田 博治
小アド  大名  野村 萬斎
・ 能 「
前シテ    芦屋某ノ北方
後シテ     北方ノ亡霊  岡田 麗史
ツレ    夕霧  浅見 慈一
ワキ   芦屋某  宝生 欣哉
ワキツレ  従者  則久 英志
アイ    下人  石田 幸雄

会場は観世能楽堂。初めて行く私は地図を片手に東急本店から松濤の高級住宅街に踏み入り、坂を登りきると、突き当たりに閑静なたたずまいの能楽堂がそこにあった。

Web予約の際「当日受け取り」で申し込んでいたので、受付で料金と引き換えにチケットを受け取り、中へ入る。
席番を見ると・・・え?正面席の前から4列目で、ど真ん中?
果たして座ってみると、こんないい席ですか、ど正面じゃないですか、ひええ、と恐れおののいてしまった。ありがたや。

観世銕之丞さんの仕舞「遊行柳」で舞台が始まる。静かな動きではあるが、緊張感で舞台が引き締まる。

次に「二人大名」。野村万作・萬斎親子共演の贅沢な配役だ。どんどん身ぐるみ剥がされ、犬やら鶏やらの真似をさせられ、あげくの果てには起き上がり小法師とは。烏帽子をつけた大の男二人がころんころんとする様はもうたまらなくおかしくて。最後は「でも返さないもんねー」と逃げる通行人を「やるまいぞやるまいぞ」と大名二人が追いかけていき、まるでドリフのコントだなあ、と比べるのも何だがそう思う。昔も今も笑いの本質は変わらない、ということか。

休憩の後「砧」。秋が深まりつつある今の季節を背景に描いている演目とのこと。たしかに妻の装束は深緑と茶を地にしたもので、秋を身にまとっている雰囲気だった。
夕霧と妻が並んで砧を打つところ、また亡霊となって出てきた妻が恨み全開で扇をびしり、とするところはぐっときた。また、顔をほんの少し上下させるだけで面への光の射し方が変わり、その加減でぞっとするような恨めしい顔やたまらなく哀しい顔になるのに驚く。シンプルな面だからこそ少しの変化が大きく反映されるのかもしれない。面をつけることで袴能の直面(面をつけないこと)とは違う想像力をかきたてられるのだということを実感した。
と言いつつ、意識がところどころ飛んでいるのは相変わらずなのだが。

さて、今日はひとつサプライズがあった。成田美名子さんに遭遇できたのだ。
と言っても、銕仙会関係で能楽を見ていればいつかは起こりうることだったのだが。
気分を盛り上げるために「砧」が使われている「花よりも花の如く」2巻を持参で来ていたが、思い切って声をかけて、その裏表紙にサインをいただけた。差し出した単行本を手に取られて「これ何巻ですか」と聞かれ、「2巻です」と答えると「あー、それは今日書くには最適ですね」と言われたが、もう20年来のファンのこちらは舞い上がってしまって気の利いたことも言えず、情けなや。

|

« Hanakoで京都特集 | トップページ | 「本日のスープカレーのスープ Asia」情報が北海道新聞に »

文化・芸術」カテゴリの記事

能楽・狂言・伝統芸能」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: STAGE 能「砧」 狂言「二人大名」 他(第六回岡田麗史の会):

« Hanakoで京都特集 | トップページ | 「本日のスープカレーのスープ Asia」情報が北海道新聞に »