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2005/08/25

東京JC主催「衆議院選挙公開討論会」を聞いてきた

8月21日のエントリでご紹介した東京青年会議所(以下東京JC)主催の「衆議院選挙公開討論会」、自分の選挙区での会に行ってきました。

立候補予定者の顔ぶれとしては、民主党の前職に、石原都知事の三男(昨年の参院選で落選)が自民党から。あと共産党候補の3人での討論。コーディネーターや全体司会進行は東京JCの方々。手話通訳と要約筆記も入っていてきちんと配慮された運営がされていました。

テーマは3つ設定されていて「郵政民営化」「憲法改正」「年金問題」。事前にこのテーマについて三人が回答した内容が書かれたプリントを入口で渡されます。
1テーマにつき発言は6回まで、1回の発言は1分以内というかなり厳しい時間設定の中でしたが、候補者を並べて直接話を聞きながら比較できるのは予想以上に面白かったです。
短時間なのでテーマを絞っての深い討論はもちろんできませんが、それぞれの候補者が何を得意技にしていて何を自分のテーマにしようとしているのかということと、ちゃんと自分の言葉で語っているかどうか、そしてそれに説得力があるかどうか、また「人となり」をある程度感じ取ることはできたと思います。
最初から「盛り上げのための拍手や掛け声、ヤジはなし」をルールとして徹底してくれたので、本題に関係ないことで不快な思いをすることがなかったのも、とてもよかったです。

自民候補はみずほフィナンシャル(旧興銀)を退職しての出馬なので、さすがに金融中心の郵政民営化の話はそれなりに実感と説得力がありましたが、憲法改正と年金問題は迫力不足。共産候補は憲法改正問題では9条を守ろうと明確に訴えるけど、郵政民営化や年金などお金の問題になると財源のあやふやな現実味のない話をしているように感じます。結局実際の取り組み(拉致問題等)からテーマを「自信のある日本」と訴え、現職の凄味で民主候補がなんだか一番印象に残った、というのが正直なところです。

観客の年齢層はやや高め。20代・30代は数えるほどという印象。本当はそういう若い年代の方がもっと参加できるといいのに、と思いました。やはり平日夜というのは、仕事中心の生活をしているその年代には参加しにくいのでしょうか。「選挙の公開討論会があるから早く帰ります」というのが当たり前になるといいのに。

3つのテーマは私もまったく勉強不足ではありますが、それでもこれまで「週刊!木村剛」およびそこへのトラックバックで金融・時事問題について斜め読みではありますが多少知識を得ていたおかげで、候補者の発言に心中いろいろ(特に年金問題は「今すぐ問い詰めたい」気分になりながら)つっこみを入れつつ聞くことができました。

ちなみに明日以降の開催予定はこちらをご参照下さい。

今回の選挙は、昨年7月の参院選に比べてネットでの取り上げられ方が非常に大きくなっていると感じます。
昨年は投票率アップに少しでも何かできないかと「そうだ、選挙、行こう。7・11」という記事を書き、トラックバックしあいながらブログの中で「選挙行こうよキャンペーン」的なことを見知らぬブロガー同志ネット内でやっていましたが、「知る人ぞ知る」活動になってしまっていたと思います。

ところが今年は予測市場を使った「総選挙はてな」やTechnoratiの選挙特集、トラックバック・ピープル「2005総選挙」というトラックバックセンターも用意され、フジサンケイビジネスアイは「初のブログ選挙」と書いているという盛り上がりぶり。
グロービスの堀代表取締役を始めとする157人の若手起業家が発起人となり、ブログ読者やSNS参加者の中心となる20代から40代前半の若者に対し、「選挙に行こう! YES!」「改革をすすめよう! YES!」「もっと発言をしよう! YES!」といったメッセージを発信する「YES!プロジェクト」(ブログはこちら)も発足。
自民党の公募に応募して面接まで行ったブロガーさんが出てくるわ、自民党がブロガーを招待して懇談会を開くわで、「ネット」「ブログ」と選挙は今相当ホットな話題になりつつあり、なんだか感無量。

ブロガー同志がトラックバックし合うだけではなく、リアルの世界の起業家や政治家たちが関与し始めることで、「ここではどうもマスコミではわからないことがわかるらしい」と情報を求めて人が多くネットを使うようになり、各党公式サイトでの「発表記事」と、それをどう見るかというブログでの論評を交互に見ることで、多面的に考えた上での投票ができるならば、今回の選挙は何かを大きく動かすことができるかもしれない、と思ってしまう私は夢想家かもしれません。
そこまで行かないとしても、単なるワイドショー的「選挙祭り」に終わらせず、「わからないから選挙は行かない」から「わかった範囲で自分の基準で判断して選挙に行く」人達が少しでも増えることを願っています。

参考リンク:
選挙中に選挙について書いて何が悪い?
(FPN-ニュースコミュニティ:2006/08/24)
グリー、SNSで総選挙の話題を集約--選挙に行こうプロジェクトの公式SNSも
(CNET Japan:2006/08/25)
衆議院総選挙:世論調査と専門家の分析と
(H-Yamaguchi.net:2006/08/26)
知らぬ間にすごいことになっていた
(ゆびとま:2006/08/26)

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