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2005/08/07

「どうでしょう本 第2号」をただよう

水曜どうでしょう」スタッフ(まあほとんどは藤村&嬉野両ディレクターですが)執筆・編集の「どうでしょう本 第2号」。ローソンで予約していたものをようやく引き取り、読むことができました。

※以下内容に触れていますので、未読の方はご注意を。

まず表紙。お寺の美しい梅の花の下に佇む、お遍路さん姿の藤村D。なんだかどこかの旅雑誌みたい。いや、ある意味これも「旅雑誌」ではあるのですが。
で、目次を見ると、、、え、あの中に大泉さんとミスターが隠れてるの?というわけで目を凝らして探してみると。
わははは、大泉さんはこう来たか。で、ミスターは、、、うーん、これはちょっとわかんないよー。

というわけでなかなか先に進ませてくれないのですが、前から順番に読むように、という両Dのお達しを守って順々に読んでいきました。

巻頭特集「大泉洋24 TWENTY FOUR 大泉洋の1日に完全密着!」、いろんな意味でなかなか見応えがありました。
「迷惑だ」とさんざん言われても勝手に密着する、傍若無人なこの取材。
なんで音尾さんは「デコ」アップのみなんだい?とか、トイレの個室の中まで手を伸ばして撮るのはどうよ、とか、夜中の大泉さんの寝姿を1時間おきに撮るのに当たって「もうあんた一人で撮りなさいよ」「だったらあんたがやんなさいよ」と取材班(つまり藤村D&嬉野D)がモメたりしてるけど、そもそもなんでそんな企画立てたのよ、とか、つっこみどころ満載ではありますが、全国放送ではまちがっても見られない素顔が見れて、ファンはたまらないでしょう。
個人的には13:00の舞台上でチェックしている顔が一番好きですね。舞台人として気合入ってて。

そして「香川うどん紀行」。TEAM-NACSリーダー・森崎さんと藤村D&嬉野Dという、不思議な取り合わせの道中が描かれています。
この文章を読んで、森崎さんという人がとても好きになりました。
うどんをたべる時のたまらなく幸せそうな表情。特に「がもう」で山を見ながらうどんを箸であげている後ろ姿は、顔は見えなくても満足そうなうれしそうなオーラがびんびんに伝わってきて、とてもほのぼのしています。
無意味に気合が入りまくる掛け声。
「行きたい」という思いだけで現実にかかる時間をほぼ無視した行程表。
ハプニングが起きても元気に明るく乗り切る姿勢。そして予定変更にも柔軟に対応。
まさしく、リーダー森崎ここにあり、といった風情です。
そして行くうどん店がみんな名店(彦江、がもう、池上、竹清、山越、うどんバカ一代、山田屋)なので、とにかくどれもこれもすっごく美味しそう。特に「竹清」の「半熟玉子の天ぷら入りかけうどん」のなんと色っぽく美味しそうなこと。今すぐにでも香川に行きたい!と思うくらいに。

そして、森崎さん本人が書いた文章で、夜の宿でリーダーであるがゆえに抱えている悩みを二人に聞いてもらい視野が開けた、と書いてありました。「僕はリーダーで兄貴だから、こうして先輩に話を聞いてもらえるのは久しいことでした」と。そうか、ミスターがいないから、この時点でのNACSに関する責任は森崎さん一人で背負っていたんだなあ。もちろんミスターがいても背負うでしょうけど、それでも身近にいてくれれば心のどこかで支えになりますから。しんどかったんだね、リーダー。

勢いで行く藤村Dの文章に対し、嬉野Dの文章はまったりゆったりとマイペースで進みます。ところどころに「え、こんなことまで言っちゃっていいの?」とドキリとする言葉を入れつつ、それでも彼は今の自分たちの仕事のあり方に満足し、感謝していることを率直に書いています。
宿で梅と菜の花に囲まれた浴衣と半纏姿の藤村Dの写真が、とても好きです。「ああ、あんたいたの」ととても自然に「そこにいる」様子が。
印象深かった言葉が、才能についてのことを書いているところで、

ぼくらは、自分に何がないと嘆き、他人に何があるとうらやんでいたのだろうか。
ぼくらに必要なことは、ただ、自分の財布を開けることなのだ。
開けて、自分が所持金を幾ら持っている人間なのかを知ることなのだ。

という言葉。自分が何者なのかという事実をきちんと受け止めたところから、すべてが始まる、と。

他にも読ませる記事が多く載っていますが、特に印象的だったのが「Bg Beeお仕事図鑑~愛すべきムダの数々」。
どうでしょうDVDのジャケットやポストカードなどのビジュアル部分を一手に引き受けている「Bg Bee(ビジービー)」さんたちが、その微細なディテールでどんなに凝った仕事をしているかを紹介していますが、いやあ、もう、すごいのなんのって。
こんなの絶対気が付かないよ!と言いたくなる細かいところでいろんな仕事がしてあって、何と言うか、「神はディテールに宿る」なんて言葉を思い出しました。こういう愛情あふれる仕事をしているスタッフのみなさんの思いが集結して、「どうでしょうワールド」を作っているんですね。

というわけで、正直言うと第1号よりずっと面白く読めました。
何回も何回もじっくり読み返し、藤村Dや嬉野Dをはじめとする、ここに出てくるみなさんの言葉をかみしめたくなる、そんな一冊です。

※残念ながら店頭では販売していません。ローソンでの注文受付も終了してしまっています。お近くの「どうでしょうファン」の方がお持ちのものを見せてもらうか、北海道旅行の折りにHTBショップに寄られると、もしかしたらあるかもしれませんが、保証はできかねますのであしからず。

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