うなぎの「一気焼き」にご注意を：千葉で火事騒ぎ

昨日28日は「土用の丑の日」。台風明けの暑さも手伝って、お店でご自宅でうなぎの蒲焼を食べられた方が多いのではないかと思いますが、あまりに売れたことでこんな珍事も起きた模様。

「駅ホーム付近で煙」で避難、実はうなぎのまとめ焼き
（asahi.com：2005/07/28）

JR千葉駅外房線ホーム付近から煙が出ているという119番通報で消防車10台に消防ヘリが出動、駅ビルのお客さん150人を避難させていざ消火にかけつけると。

消防署などの調べでは、煙の元は駅ビル地下１階のうなぎ店。完全装備の消防隊員が店内をのぞくと、客が黙々とうなぎを食べていた。

ということで、うなぎ店に駆けつけてずらりと並ぶ完全装備の消防隊員の皆さんの写真に、申し訳ないのですが笑ってしまいました。いやあ、駅ビルですからね。本当の火事だったら一つ間違えば大惨事ですから、消防局の対応は実に的確だったと思います。これにメゲずに今後とも日夜消防活動にスタンバっていただきたく。
「火元」のうなぎ屋さんが、せめてものおわびに隊員の皆さんに鰻丼でも差し入れてあげたりしているとなかなか微笑ましいのですが、まさかね。

他紙で記事を探してみると、こんなのもありました。

ウナギの煙で消防車出動！“動揺”の丑の日！？
（SANSPO.COM：2005/07/28）

「ビル警備員は『ウナギのうまそうなにおいが漂っていた』という。」とのコメントがナイス。そりゃあ30匹分ですから。

ちなみに、今年のうなぎの供給状況は、YOMIURI ON-LINE記事「土用の丑の日はやっぱりウナギ」によると、「今年は近海での養殖用稚魚の不漁が原因で、国内のウナギ相場は昨年比で約３割増しの高値。このため、中国からの生きたウナギの輸入量は、昨年の１万トンから倍近くに達する見通しという。」とのことです。

魚介類つながりで見つけたトホホ記事をおまけでご紹介。

カニ泥棒：すし店主「店のいけすに入れたかった」　札幌
（Mainichi INTERACTIVE：2005/07/29）

札幌のすし屋店主がカニ販売店からタラバガニを盗もうとした、という時点でかなりマヌケなのですが、もっとマヌケなのがその動機。

容疑者のすし店には大型のいけすがあるが、ヒラメや貝など地味な魚介類しか入っておらず「客の目を引こうと思った」と動機を述べている。

と言っているそうですが、
「仕入れろよ！」
と思ったのは私だけではないはず。北海道なのに。

参考リンク：
うなぎネット
鰻に関するポータルサイト。ウナギの種類、産地、養殖場についての説明、市場に流通するまでの工程、鰻のデータ等を掲載。
「うなぎ相場情報」を見てみると、なかなかマニアックな雰囲気。
サイズ表現が「長焼」「アミ串」「正ポン・ハーフ」「略ポン」となっていて、どうやら焼き上がりの状態で分けているようです。なるほど。

追記：
コメントをいただいたブログ社長ムラウチさんのブログ「ムラウチドットコム 社長の写真日記」を拝見すると、「うなぎ写真！土用の丑の日」というエントリで実においしそうな蒲焼と、それを美味しそうに食べるムラウチさんの様子が。う、うらやましー。
今夜のおかずはうなぎにしたのは言うまでもありません。近所のお店で単串で焼いたものを買ってきて、ご飯に乗せて簡易うな丼にしました。
というわけで、謹んでトラックバックさせていただきます。