平成16酒造年度 全国新酒鑑評会の結果発表
お酒に関するとあるメールマガジンを講読しているのですが、先週配信されていたものに、全国新酒鑑評会についての話題がありました。
読み進むと、今年の結果が出ているとのこと。さっそくウェブサイトを見に行きました。
全国新酒鑑評会とは、日本で唯一のお酒に関する国の研究機関である独立行政法人酒類総合研究所が毎年開催している新酒のコンテストで、「新酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質向上に資することを目的に、全国新酒鑑評会を行っています。」というものです。
酒造年度とは、毎年7月1日から翌年の6月30日までの期間を年度としてカウント。
出品は二区分に分かれ、
第I部 ・・・ 原料米として山田錦以外の品種を単独または併用、あるいは山田錦の使用割合が原料の50%以下で製造した吟醸酒
第II部 ・・・ 原料米として山田錦の品種を単独または山田錦の使用割合が、原料の50%を超えて製造した吟醸酒
ということ。いずれにしろ吟醸酒なわけですね。
出品資格は、「清酒酒造免許を有する製造者。その他、基準に合致する有資格者。」
出品点数は、「1製造場につき1点。」
(出品に関する規定は「平成16酒造年度 全国新酒鑑評会 開催要領」をご参照ください。)注:pdfファイルです
最新の結果は、こちらで一覧表になっています。
国税局ごとのくくりになっているのが、いかにも税金と関係の深い酒造業らしいですね。
その中で新潟の結果を見ると、こんな様子でした。
だいたい見覚えのある蔵元の名前が並んでいます。
ここで賞を取ったお酒はあまり一般に出回ることはないと聞いていますが、こういった入賞技術を持った蔵元としてひとつの参考にすることはできると思います。
ところで、私自身は一時期は吟醸酒を好んで飲んでいましたが、最近は吟醸でなく純米酒が好みです。
吟醸は必ずしも純米ではなく、添加された醸造用アルコールがいまひとつ口に合わなかったり、吟醸香の甘さが逆に邪魔に感じたりするようになってきたことが大きな理由です。
精米歩合が50%以上の、すっきりした純米を最近は選ぶようにしています。
ちなみに吟醸酒と純米酒、本醸造酒の違いは次の通り。(日本酒造組合中央会ホームページより)
吟醸酒
精米歩合60%以下の白米と米麹及び水、またはこれらと醸造アルコールを原料として吟味して造ったお酒で、固有の香味及び色沢が良好なものです。
純米酒
白米,米麹及び水を原料として造ったお酒で、香味及び色沢が良好なものです。文字どおり、お米だけで造られたお酒です。
本醸造酒
精米歩合70%以下の白米、米麹、醸造アルコール及び水を原料として造ったお酒で、香味及び色沢が良好なものです。
これからの暑い季節、ビールも美味しいですが、たまには冷やした日本酒などもいかがでしょう。茄子やキュウリの漬物、川エビの唐揚げなど、季節のおいしいものをお供に。
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