子宮筋腫手術体験記 (6)入院10日目~退院(手術後7日~10日)
引き続き友人がお見舞いに来てくれる。みんなそれぞれ忙しい中、とてもありがたい。
体力もかなり戻ってくる。
あとは予定通りの退院ができることを祈るのみ。
3/23(水)入院10日目(手術後7日)
入眠がスムーズでないのは変わらず。その後少しまとめて眠ったあとは切れ切れの睡眠。
6:25
起床。
看護師さん来訪。検温。37.1度と変わらず微熱。
7:35
朝食。一般常食(パン)揚げ物禁
食パン2枚、マーガリン、ピーナッツクリーム、ソーセージと野菜のソテー(キャベツ、じゃがいも、にんじん)、グレープフルーツ、牛乳(飲まず)、ほうじ茶
ようやく念願の常食。揚げ物禁ではあるが。
通常は手術後三日で常食にしているようなので、かなりゆっくりだ。
この頃には、朝食後はだいたいiPod Shuffleを聴きながら横になって過ごしていた。
主に聞いていたのはPaul Simonの「ポール・サイモン グレイト・ソングブック 1964/1983」、佐藤竹善「THE HITS~CORNERSTONES 3」、平井堅「SENTIMENTALovers」、Al Jarrou「TENDERNESS」など。
10:10
D先生回診。創チェック。もう大丈夫とのことで、消毒不要になる。
看護師さん来訪。体温、血圧、脈拍測定。
毎日食事をどのくらい取ったか確認されるのだが、しつこく「牛乳以外全部」と言い続けていたらやっと「ヨーグルトにしましょうか」と言ってもらえた。早いうちにドクターには言ったのだが、伝えてもらえなかったらしい。
11:55
昼食。一般常食
ご飯、焼き魚、野菜煮物(竹の子、ニンジン)青菜ひたし、ほうじ茶
当直明けの友人来訪。本当はもっと早く到着する予定だったが、JRが止まって時間がかかってしまったとのこと。
失礼して食べながら話をさせてもらう。
前日の「救命病棟24時」最終回はどうよ、という話や医療話でひとしきり盛り上がる。
1時間ほど話して彼女が帰り、少しすると、今度は会社の同期の友人が顔を出してくれる。彼女の入院経験や仕事の話など。
1時間ほど同期の友人がいたところに、また別の友人来訪。入れ替わりになる。
馬鹿話をして時々大笑いしたりもしたが、これだけ笑っても平気になったのはありがたい。
咳やくしゃみもほとんど響かなくなった。
最後の友人が帰ったあとはさすがに疲れて少し休む。
みんなジャストなタイミングで来てくれたなあ。かぶらなくてよかった。
17:30
A先生、B先生、C先生、D先生勢揃いで回診。
血液検査の結果は炎症、貧血ともになく、予定通り26日の退院を目指していきましょう、と言われる。
17:40
夕食。
ご飯、青菜味噌汁、ミートロールケチャップ味、伴三糸、ごまとかつお節のふりかけ、ほうじ茶
油をなるべく使わなくてもこれだけのおかずができるものなんだなあ、と感心する。
日課にしている階段を使っての売店・2F巡り。今日は昇りも2階分階段を使った。
21:45
就寝。試しに安定剤を飲まないでみる。
22:30
やはり眠れそうにないので、安定剤を飲む。
2~3時間ごとに目が覚め、また眠るの繰り返し。
3/24(木)入院11日目(手術後8日)
6:40
起床。
7:48
朝食。
レーズンパン、マーガリン、いちごジャム、ミネストローネ、グリーンサラダ、ドレッシング、ヨーグルト、ほうじ茶
この日ようやく形状のあるお通じがあった。常食になったせいか。
階段を使っての売店・2F巡り。今日は3階分昇りを上がってみる。さすがに少々疲れる。
11:50
昼食。
うどん(あげ、肉、ほうれん草、ゆで卵、かまぼこ)、りんご、ほうじ茶
13:50
看護師さん来訪。体温、血圧、脈拍測定。
創チェック。「でこぼこしているところはそのうち平らになってきますからね」と言われる。「どのくらいかかるんでしょう」と聞くと「そうですね、1~2カ月くらいかな」とのこと。
休暇証明と保険請求のための診断書を2通依頼しておく。
雑誌や新聞を読んで過ごす。
17:10
B先生、C先生来訪。明日の退院診察後OKならば、予定通り26日の退院とのこと。
18:08
夕食。
ご飯、野菜の味噌汁(きのこ、里芋、ニンジン、ごぼう)、豚しゃぶ、もみじおろし、昆布の煮付け、たくあん、オレンジ、ほうじ茶
18:45
会社の同僚来訪。私が普通に歩いていて元気だと言って驚かれる。
21:55
就寝。
3/25(金)入院12日目(手術後9日)
0:00まで眠れず。2:30、5:00に途中覚醒。
6:30
起床。
7:50
朝食。
ご飯、タマネギの味噌汁、煮びたし(帆立、青菜、白菜)、しば漬け、ヨーグルト、ほうじ茶
10:30
退院診察。D先生。病棟の診察室で内診。触診と超音波でチェックされる。
問題なく、予定通り26日の退院で決定。退院後診察は4月8日。
処方しておいた方がいい薬はあるか、と聞かれ、お通じに若干不安があったため、大健中湯を依頼しておく。
2Fの売店まで昇り降りとも階段でできるようになる。とりあえず脚はそこそこ戻ってきたと言えるだろうか。
12:25
昼食。
ご飯、豚肉と大根の煮物、スパニッシュオムレツ、オクラの梅肉和え、ほうじ茶
ここの病院は、常食の患者は毎週金曜は朝食と昼食を2種類のメニューから選べるようになっていて、この日のメニューは自分で選んだものだった。最近の病院はこういうこともやっているんだなあと思う。患者としてはありがたい。
14:55
看護師さん来訪。退院後の生活についての注意事項などを聞く。
ただ、渡された資料には全摘出の場合しか書いていないので、結局は退院後の診察までは入院時とあまり変わらず、少々家事をしたり出歩いたりといった生活になってしまうようだ。
大健中湯5日分を処方される。
16:35
事務担当者来訪。請求書を置いていく。窓口が開いてるうちに、と思い、支払を済ませてくる。
かかった金額は全部で305,995円。うち差額ベッド代が88,725円なので、もしずっと大部屋だったら212,270円だったわけだ。私は会社勤めなので、3割負担でこの金額。15年前の入院の時は1割負担で10万少々だったと聞いている。うーん、高いのかどうなのかよくわからない。ちなみに私の病院は「包括診療料」の方式を取っている。(この方式に関しては倉敷中央病院のこちらのページの説明がわかりやすかった)
内訳の「輸血料」で5,700円取られているのを見て、自分の血を戻すのになんでお金を取られるんだろうとつい思ってしまい調べてみたら、保険点数で
<自己血輸血> 患者から採血した血液を患者本人に輸血した場合
a. 液状保存
1. 6歳以上の患者の場合 200mLごとに 950点
かかることがわかった。私の場合400ccだったから、1900点。
で、血液センターの血液を輸血すると800点。自己血の方がずっと高いのだ。(日本輸血学会ホームページより)
血液の代金ではなく、輸血という技術への技術料ということか。
17:20
友人来訪。
18:00
夕食。
ご飯、サバの塩焼き、大根おろし、青菜のおひたし、じゃがいもとニンジン、しいたけの煮付、ほうじ茶
19:30
C先生来訪。退院と次回診察日の確認。
「退院後も次の診察までは基本的に入院の延長として生活してください」と言われる。
翌日は昼食まで出るようだが、食べても食べなくてもかまわない、とのこと。
夫と相談して、11時頃退院することにする。
21:40
就寝。この日は早めに安定剤を飲んでみる。
3/26(土)退院日・入院13日目(手術後10日)
前日同様に2:30、5:00頃目が覚める。
6:45
起床。
8:05
朝食。これが病院最後の食事となる。
食パン2枚、クリームスープ、マーガリン、ジャム、ヨーグルト、パインアップル、ほうじ茶
荷物をまとめ、11:00に退院。
13日間お世話になりました。ありがとうございました。
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