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2005/03/20

「まりもようかん」をご存じですか

先日友人と食事していた時、メインで頼んだ仔羊のクスクスが予想外にボリュームがあって、かなりお腹がいっぱいになりました。
内心苦しみながらほぼ完食し、少々時間をおいたら落ち着いてきたので、「いやあ、さっきはかなりお腹いっぱいになったわー。まるで胃袋がまりもようかんみたいで、つまようじ刺したらつるん、といきそうなくらい」と言うと、目の前の友人は怪訝な顔。
「・・・『まりもようかん』って、何?」と言うではありませんか。

「えー、あれじゃん、緑でまんまるでゴムでくるんであって、つまようじを刺してつるん、と皮むいて食べるやつ」
「いや、見たことない」
何ですって!
まりもようかんを知らないとは!

子どもの頃から家によくあって食べていたので、あれは日本全国等しく食べられているポピュラーなお菓子だと思っていたのに、そうじゃなかったと知った私は激しく動揺。

「だから、まりもの形を模して作ったお土産もので、緑色で丸くて表面をつまようじで刺してつるん、ってむいて食べるのよー」と身振り手振りを入れて熱弁。
「色と形と食べ方はわかったけど、だいたい、なんで『まりも』なの?」
そう私に聞かれても。作ってるわけじゃないし。とは言え思いつく理由はただひとつ。
「・・・阿寒湖だから」

死ぬほど笑われました。そんなにウケなくても。

しかし、話しながら、そういえば我が家にはどうしてあんなに当たり前のように「まりもようかん」があったんだろう、新潟なのに、とつらつら考えてみたら、昔漁船に乗っていた父の漁師仲間が漁で釧路などに行くことが多く、そのお土産にいつもこれを買ってきていたのではないかと想像。

「いつもうちに来ていた漁師さんたちの好物だったのかもしれないね」
「甘い物好きの海の男達?」
・・・うーん。

何にしろ、年始に北海道帰省から戻る時使った旭川空港には売っていたので、まだまだ現役のお土産のはず。
と思い、検索したらちゃんと出てきましたよ。

まりもようかん

これを作っている会社は「北海まりも製菓」という名前なんですね。もうまりもと一心同体です。
「 2005年4月には新商品を出します。全国の皆さん期待して待ってて下さい。」と社長さんからのメッセージ。
ちょっとドキドキしちゃいますが、はい、期待して待ってます。

こんな色ですが、味はなかなか悪くないことをつけ加えておきます。
北海道リピーターの方は、いつもの「白い恋人」「マルセイバターサンド」ではなくたまには「まりもようかん」をお土産にされてはいかがでしょう。通ですよ。(何の?)

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コメント

まりもようかん、初めて知りました。
なるほどマリモですね。並べてあるとたこ焼き器みたいですけど。
しかし、「まりも祭りようかん」という名もあるとか。いったいどっちなんですか?それに、なぜ「祭り」なんですか?
いやー奥が深いです北海道。マルセイバターサンドファンの私ですが、今度はぜひまりもようかんを。

投稿: 山口 浩 | 2005/03/20 02:37

>山口浩さん
「並べてあるとたこ焼き器」に笑いました。
「まりも祭り」というお祭りは毎年10月に阿寒湖で開催されているようで、それにあやかろうと名前に「祭り」を入れたのでは、と想像しています。3日間開催される、けっこう大きなお祭りみたいですよ。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ。↓
http://www.kushiro.pref.hokkaido.jp/ku-srkko/kanko/html/event/october/marimo.html
まりもようかん、入手の機会があったらぜひあの「つるん」をご体験下さいませ。

投稿: くりおね | 2005/04/01 21:58

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