「記録することで正気を保つ」日々がどういうことか
やじうまWatchと小鳥さんのところで紹介されていた「食べたものを淡々と記録するよ」。
作者おおじろうさんはなんと長岡市在住で、さすがに被災直後は途切れていたけど記録そのものは続けていたらしく、また復帰。小鳥さんの言葉を借りればまさに「雄々しく更新し続けています」。
ブログに付属の掲示板に、「記録する・日記をつけることで正気を保っています」との言葉も。
そして、さいもんさんの「日常/非日常Blog」では、その作者が書いているテキストの別ブログを紹介。
地震発生時の様子や被災後の部屋の写真を、粛々と記録しています。
余震が来る。自分と彼女はフラッシュバックを起こす。
暗い部屋内が怖い。怖くて建物内には居られない。
これは被災者のリアルな姿のひとつです。
そして、営業を続けている銀行では、ヘルメット必須で仕事をしています。
【新潟県中越地震】小千谷は自家発電で営業続行中──11店舗が被災した北越銀行(IT Pro:2004/10/29)
築40年で7階建ての北越銀行本店では,3階以上のフロアでの執務を禁止。2階の講堂に机と電話を持ち込み,頭にヘルメットをかぶりながら仕事をしている。窓口の従業員も,脇にヘルメットを置きながらの顧客対応だ。(中略)
取材中も脱出路を確保するために,部屋の扉は開けっ放しだった。そして実際に,取材中にも余震が発生した。
震災の中で「日常」を営むとはどういうことなのか。
私たちはもっともっと知っておかなければいけないような気がします。
そして、忘れないこと。見続けること。気持ちを向け続けること。
これから新潟は冬に向かいます。被災地はほとんどが豪雪地帯です。
気持ちを向け続け、もしも何か役に立てることがあったら、現地の望むことでできそうなことがあったら、いつでもReady to do であること。
一人でも多くの方にそうあっていただけたら、こんなにうれしいことはありません。
長岡市も小千谷市も山古志村も十日町市もその昔仕事で何度も通った、ずたずたになったあの道を車で何度も走った一人の新潟出身者としての、心からの願いです。
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コメント
新潟出身とゆうことで、地震の感動もひとしおでしょう。
しかし、地震の直前に颱風の被害にあった人たちのことを、憶えてますか? 想像を絶するセンセーショナルなできごとだったがために地震被害者は手厚く保護されているように見えますが、颱風被害者を忘れてはならないと思います。
願ったり祈ったりするのは勝手ですが、地震被害者ばかりに肩入れするのもどうかと思います。
まぁさ、新潟出身ならば新潟に目が行くよねぇ。
投稿: きもいい | 2004/11/02 17:34
>きもいいさん
コメントをありがとうございました。
ご指摘の通り、颱風23号による災害については私は別の記事中でわずかに触れたにとどまり、そういう意味では新潟に偏った記事を書いています。
同時に起きた災害にすべて等しく目をむけられればフェアだと思いますが、残念ながら私個人ではこれが限界です。
颱風の被害者の方々のことを忘れているわけではないということを、今さらではありますが付け加えさせていただきます。
投稿: くりおね | 2004/11/03 15:45
話は違いますが、上にあるプロフィール(?)の写真はいったい何なのですか?
気になって仕方がありません・・・。
投稿: 質問 | 2005/08/22 05:41