« 11月に「南魚沼市」誕生 | トップページ | COMIC 「花よりも花の如く」 成田美名子 »

2004/05/11

年金について思うエトセトラ

連休前に木村剛氏が出していた公開質問状への回答は、結局どうなったのかなあ、と思っていたら、今日のエントリ「公的年金の公開質問状に応えた政治家2人」で「河野太郎自民党議員に続き、先週末に古川元久民主党議員からも『3問ともイエス』のご返答をいただいております。」とのこと。それを受けて、「急遽、本日お昼(午前11時25分スタート)のテレビ朝日「ワイド!スクランブル」において、年金問題について両議員とともにTV出演することになりました」ということらしい。仕事中なので見れなかったが、ここここで概要を紹介してくれている。
きちんと応えてくれた、という点で、このお二人への信頼感はぐぐっとアップした。

それはそれとして、わかりにくさにただ腹を立てているだけでもアカンだろうと思い、現行の制度に対して今わかる範囲で感じている問題点を思いつくまま書き出してみる。

■年金制度の意義の再定義
何が一番の目的なのか。厚生労働省年金局のホームページには「老後生活の基礎的部分を保障」とあるが、それは一体どんなレベルなのか。何となく満足できそうな金額をそこそこ払えばいいのか。

■世帯単位ではなくて個人単位で
これだけ住まい方が多様化してきて、すでに共稼ぎ家庭が専業主婦家庭の割合を超えた現在、「世帯」単位で徴収額や支払額を算定するのは実態との乖離を大きくするばかりだと思う。第三号保険者問題も含め、個人単位の制度にしてほしい。

■老齢、遺族、寡婦、障害、全部同じ「年金」なの?
目的とそれに合った原資の確保方法、支払額など、最適化する余地はあるのではないか。

■原資の確保と運用の効率化・透明化
McDMasterさんが「年金こそ『民営化』」で書かれている通り。賦課ではすでに賄えないことは人口構成比を見れば明らかなはず。だから税、というのもちょっと短絡的。

「何のために」「何を」「どうやって」と考えていくのが筋だと思うが、「どうやって」ばかり論議されているように感じるのは私だけだろうか。
このまま日本が搾取地獄となってしまうなら、外国に移住することだって真剣に考えてしまう。そのくらい、現在の諸制度に危機感と行き詰まりを感じているのだ。もっといい国にしようよ。

|

« 11月に「南魚沼市」誕生 | トップページ | COMIC 「花よりも花の如く」 成田美名子 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 年金について思うエトセトラ:

» 年金こそ「民営化」 [週刊!マナル店長 - McDMaster's Weblog]
http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2004/04/post_15.html 「週刊!木村剛」の上記エ... [続きを読む]

受信: 2004/05/12 13:18

« 11月に「南魚沼市」誕生 | トップページ | COMIC 「花よりも花の如く」 成田美名子 »